英語学習で、特に入試の勉強を始めると気がつくのが、「英単語が分からない」ですよね。
教科書に載っている単語はマスターしたとしても、過去問をやったりすると知らない単語が出てきてしまいます。
高校生などであれば、『Duo 3.0』などの単語帳を一冊学習して知っている単語量を増やす、というのが対策として多いパターンですよね。
ただ、中学生となると「特別に単語帳は使っていない」という方も多いのではないのでしょうか。
ここで提案するのが、自分だけの単語帳を作るという英単語の勉強法です!
これは入試などを目標として、効率的に勉強していくための方法です。
暗記法などの勉強法ではなく、自分に必要な英単語を効率的に学習する方法だと思って下さい。
ということで今回は、「英単語学習を効率的に!自分だけの分からなかったリストの作り方」を紹介します。
ちなみに、リスト作成のために、こんな簡単なシートですが、このページでダウンロードできます!
contents
自分だけの「英単語分からなかったリスト」とは?
自分だけの「英単語分からなかったリスト」とは
- 英語の学習中にでてきた知らなかった英単語を記録しておく
- 覚えるべきものとしてリスト形式にまとめておく
のようにしてつくるリストです。
普段から単語帳を使っている方は、単語帳をひいて、単語にマーカーを引くという勉強法を取られている方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんそれで十分です!
それに対して「英単語分からなかったリスト」は、単語帳などがない場合、知らない英単語をリストにして、ちゃんと覚えられる準備をしておこうとする勉強法です。
ほぼ名前のまんまなので伝わっているのではないでしょうか。
ではここからは「英単語分からなかったリスト」をつくることのメリットについて確認していきます。
●単語帳にマーカーを引く勉強法
知らない英単語が出てきたときには調べますよね。
単語帳を使っている方は単語帳で、中にはスマホアプリなどを使っている方もいらっしゃるかもしれません。
その上で、単語帳を使っている場合には、調べた単語にマーカーを引くという勉強法があります。
この勉強法は
- マーカーを引けば、その単語は実際に出てきて分からなかったものだと分かる
- 調べたときにすでにマーカーが引かれていたら、何度も出てくる重要単語で、自分は覚えていなかったことが分かる
と、英単語勉強の優先度をはっきりさせるための方法です。
そして、一度調べた単語は覚えていたいですよね。
もし英単語帳を開いて、すでにマーカーが引いてある単語が分からなかった場合には「くやしい!」と思い、それを勉強のパワーに変える方法でもあります。
「英単語分からなかったリスト」をつくるメリットは?
今回紹介している「英単語分からなかったリスト」の最大のメリットは英単語学習の効率化です。
そしてその他にも
- ぱっと見て色々な単語が見える
- テストができる
- 実際出る&分からなかった→最高の単語リスト
などのメリットもあります。
ただ繰り返しになりますが、一番のメリットは英単語学習の効率化です。
本気で勉強しようと思うとどうしても時間が足りないんですよね。
そして、出る単語というのは何度も出ます。
「この単語…見たことがある…しかし分からない(-"-;)」
となるのですよ。
それを解消するために、自分だけの「英単語分からなかったリスト」を作成しましょう!
ということで、続いてはリストの作り方です。
リストをつくるにあたって伝えたいポイントもあるので、ぜひ見ていって下さい。
自分だけの「英単語分からなかったリスト」の作り方
「英単語分からなかったリスト」の作成手順は以下です。
- 分からなかった単語に薄くアンダーライン
- 勉強が一段落したタイミングで一気に調べる
- 英単語→意味の順にリストに記入
- このとき日本語の意味は、一番に書いてあるもの、または文中での意味を書く(たくさん書かない)
- STEP.1分からなかった単語に薄くアンダーライン
まずは、分からなかった単語がどれか分かるようにしておきます。
薄くとした理由は、テキストには書き込みをしたくない方でも後で消せるように、程度のものです。
逆に調べた単語は決まった色でマーカーしておく、という勉強法もあります。
- STEP.2勉強が一段落したタイミングで一気に調べる
やっていた勉強が終わったタイミングで、辞書などで一気に調べます。
すぐに調べないのは、テスト中は調べられないですし、やっていくうちに前後から分かる場合もあります、そして何よりいちいちやるのは非効率だからです。
ちなみに調べる前に分かった単語は、かなりの確率で頭に残りますよ!
- STEP.3英単語→日本語の意味の順に記入
調べた単語を記録しましょう!
英文を読むことを考えたときに特に重要なのは英単語の意味が分かることです。
ということで、英単語→日本語の意味の順でリストに記入しましょう。
日本語の意味の側をオレンジや赤にしておくと、あとで赤シートでチェックできます。
- STEP.4日本語の意味は1〜2個を記入する
この学習法の目的は、優先的に覚えるべき単語を効率的に知っていくことです。
なので、たくさん意味があったとしても、一番に書いてあるもの(いちばん重要なもの)か、文中での意味を1〜2個だけ書くようにしましょう。
違う意味で出てきたら、新しくリストに加えて下さい!
「英単語分からなかったリスト作成シート」をダウンロード!
上の手順の中では、このページでもダウンロードできる「英単語分からなかったリスト作成シート」を使っています。
- カラフル(ピンク、ブルー、ブラック、グレー)
- 折りたたんで本のようになる
- コンパクトで携帯できる
- 右上にいつから使っているか記入する欄がある
- 見開き1ページで100語とキリがいい
- タイトルは空欄なので自由に入れて下さい
と並べてみましたが、ほとんどタダのノートです。
つまり、なんでもいいです。
それでも使ってくださる方は↓からダウンロード!
- グレーはブルーのシートを白黒印刷してつくった色です
- 冊子形式(本のように)するためには短辺とじで両面印刷をして下さい
「英単語分からなかったリスト」のおすすめの使い方!
最後にもう少しだけ、おすすめの使い方を紹介します。
リストをつくったらやるべきことは以下です。
- リストをちょくちょく見る
- 書いたことは覚えておく(意味までは覚えられなくても)
- 同じ単語が分からなかったら左の四角にチェック
- テストもして定期的に確認
まとまったリストを何度も見て、少しずつでも頭に入れていきましょう。
簡単には覚えられないかもしれませんが、書いたことだけは覚えていて下さい。
そして、一度書いたものが再び分からなかったら、それは重要単語です!
左の四角にチェックをしましょう。
↑こんな感じのチェックはいかがでしょうか
定期的に紙や赤シートなどで隠しながらテストもしてみて下さい。
これを繰り返せば、分かる英単語がどんどん増えていきます!
ということで、英単語の勉強ガンバって下さい!