2021年に行われる大学入試の日程などスケジュールが決まりましたね。
大学入学共通テストのスタートや休校による混乱で、今回の入試は不安なことだらけですが、日程を確認してスケジュール組んで地道に進んでいきましょう!
決まった大学入試日程・スケジュール
文部科学省が「令和3年度大学入学者選抜実施要項」を公表し、大学入試に関わる日程などが決まりました。
- 総合型選抜の出願開始:9月15日(火)
- 学校推薦型選抜の出願開始:11月1日(日)
- 大学入学共通テスト(第1日程):1月16日(土)・17日(日)
- 大学入学共通テスト(第2日程):1月30日(土)・31日(日)
- 大学入学共通テストの特例追試:2月13日(土)・14日(日)
- 国立大学の個別試験(前期日程):2月25日(木)を第1日目とする
- 国立大学の個別試験(後期日程):3月12日(金)以降
>> 令和3年度大学入学者選抜実施要項について(通知)
>> 国立大学の2021年度入学者選抜についての実施要領
総合型選抜(旧AO入試)
総合型選抜(旧AO入試)は2週間遅らせての出願開始となりました。
合格発表は11月以降で変わらないということです。
学校推薦型選抜
学校推薦型選抜の出願開始は当初の予定通りとなっています。
生徒の状況によっては学校推薦型選抜から一般受験に切り替えることも考えられます。
その場合に期間が短くなりすぎてしまうのを避けるためということです。
大学入学共通テスト
大学入学共通テストは、第1日程として当初の予定通り1月16日(土)・17日(日)の実施となりました。
しかし、学習の遅れに配慮して第2日程が2週間後の1月30日(土)・31日(日)に設定されています。
- 第1日程の追試験を兼ねる
- 学習の遅れを理由に受験できる
- 高3生ならはじめから第2日程で出願できるようになる予定
- 難易度は第1日程と同程度にする
- 平均点が違っても得点調整はしない
- 試験会場は47都道府県に設置される
もともと止む終えない事情があった場合には追試験が受けられます。
その追試験を試験会場を増やして第2日程としたということですね。
また、第2日程の追試験として特例追試が2月13日(土)・14日(日)に設定されています。
特例追試まで設定されているとなれば、現役受験生ははじめから1月30日(土)・31日(日)の日程で出願することも選択肢としては大いにありえますね。
特に大学入学共通テストが初めてであることを考えると、第1日程で出題の傾向を見て対策を立てることができるので大きなアドバンテージになります。
気になるのは会場で、これまでは追試験の会場は東京と大阪のみでした。
47都道府県に設置されるとはいえ、どこになるのか少し心配です。
まだどれだけの受験生が受検するか分からないため具体的なことは決まっていませんが、注意が必要ですね。
ちなみに、各日程は2週間の間隔が空けられており、これはコロナウィルスの潜伏期間を考えてということです。
国立大学の個別試験
個別試験も日程の変更はなしです。
しかし内容に関して文部科学省は
- 高3で学習する範囲では選択問題を設ける
- 学習指導要領を超える「発展的な学習内容」からの出題をしない
ことを求めるとしています。
また「選択問題」は4択問題のようなものではなく、学習した範囲の問題を選べるようにするという意味のようです。
特例追試が2月14日(日)に終わり、国立大学の個別試験が2月25日(木)から始まることを考えると、間の時間が2週間もありません。
採点や出願のスケジュールなどはどうなるのか、事前のチェックが必要ですね。