まずは理解を確認!「『で』の識別・見分け方」4択クイズ
次の「で」は、あとのどれにあたるか答えなさい。
問目
で の識別・見分け方
で の種類
「で」には次の五種類がある。
①形容動詞の活用語尾…形容動詞の連用形の語尾
□例静かである。
②助動詞…助動詞「だ」の連用形
□例こっちがビンで、あっちがカンだ。
③助動詞の一部…助動詞「ような」「そうな」の連用形の一部
□例雨が降るようである。
④格助詞…場所・手段・時間・理由など
□例会場で待つ。
⑤接続助詞…接続助詞「て」が動詞に続いて変化したもの
□例本を読んでいる。
で の識別・見分け方
●「ない」を見分けるときは
①「で」を「な」に言い換えてみる
↓
不自然でない→形容動詞の活用語尾
□例静かで→静かな
↓
不自然なら次へ。
②「で」の上の語を確認
↓
上が体言(名詞)→助動詞「だ」または格助詞
□例ビンで・会場で
↓
場所・手段・時間・理由などを表す→格助詞
□例会場で待つ。
↓
場所・手段・時間・理由を表さない→助動詞「だ」
□例こっちがビンで、あっちがカンだ。
↓
「で」の上が体言でないなら次のア、イ、の可能性を考える。
ア、「ような」「そうな」の変化(連用形)でないか。
□→助動詞「ような」「そうな」の一部
□例雨が降るようである。
イ、上が動詞で「〜い」「〜ん」となっているか。
□→接続助詞
□例本を読んでいる。
[参考]
□五段活用の動詞に接続助詞「て」が続くときは、連用形が音便化(音が変わる)する。
□そのときガ行・ナ行・バ行・マ行については「て」が「で」と濁音化する。
□例読み+て→読ん+で
□そのときガ行・ナ行・バ行・マ行については「て」が「で」と濁音化する。
□例読み+て→読ん+で
(動詞の五段活用・音便につては→こちらで解説しています。)
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□
●確認問題
次の「で」は、あとのどれにあたるか答えなさい。
一、私は洗濯物をたたんでいる。
二、便利で助かる。
三、急用で帰った。
[選択肢]形容動詞の活用語尾・助動詞「だ」・格助詞・接続助詞
●確認問題の答え
一、接続助詞
一、接続助詞
二、形容動詞
三、格助詞
□
●その他の問題
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