「中学生が塾ではなく通信教育を選ぶ場合は進研ゼミをおすすめします」
ということで、進研ゼミの何がいいのかを
- 高校受験塾の塾長目線で
- 志望校合格を第一に考えて
解説します。
場合によっては他の通信教育の方がおすすめとなるので、こちらもぜひ参考にしてください。
進研ゼミには地元の塾と同じくらい情報があります
志望校合格を考えたときに必要なのは
- 定期テスト対策(内申点対策)
- 入試対策(都道府県ごとなど)
- 受験情報
この3つで、これを中学校ごとや地域ごとに提供していくのが受験塾です。
それぞれの状況に合わせてピンポイントで対策をするので結果的に効率がいい、それが地元の塾の強みでもあったのですが…これらは進研ゼミにもあるんです。
中学校ごとの定期テストの出題例だったり、どの高校にどんな成績で合格したかなど、受験生にとっては嬉しい情報ですよね。
つまり塾にあるものが進研ゼミにもあるということです。
「むやみに勉強するのではなく情報は知っておいてほしい、その上で必要な部分をピンポイントで補っていこう」というのが塾としてのお願いなのですが、これが進研ゼミでもできてしまいます。
塾が考える効果的な入試対策ができて、合格の可能性を高めてくれる。
この理由で高校受験塾の塾長としては進研ゼミがおすすめというわけです。
進研ゼミのおすすめポイント
- 便利なサービスが充実
- 料金も安い
- 選んで失敗がほぼない
①便利なサービスが充実
進研ゼミのサービスはとても多いのですが、その目的は
- 勉強のサービス(理解・成績アップ・合格)
- 続けられるようにするサービス
となっています。
進研ゼミでは従来の紙テキストのオリジナルスタイルに加えて、タブレットで学習をするハイブリッドスタイルがあり、自身に合った方を選べます。
ですが、おすすめは断然タブレットのコースで、これはやる気や継続にも大きく影響するものです。
タブレットなら
- 学習管理をしてくれる→何を勉強すればいいかで困らない
- テキストはタブレットに届く→とりあえずタブレットがあれば始められる*
- アニメーションがある→視覚的に理解しやすい
*タブレットスタイルでも紙テキストがついてきます
などがあり、やる気や継続に係る「分からないから・めんどくさいから」がだいぶ防げます。
続けられればできるようになるものですが、そのハードルって意外と高いんですよね。
その中で特に「これやる気出るな」と思っているのが『学習の絞り込み機能』というもので
という感じに具体的に「学習時間を〇〇分減らせたよ!」と言ってくれる機能です。
他にも、「分からない」をなくすための復習機能や、メリハリをつけるためのオンラインライブ授業など、やる気・継続のためのサービスがあり、生徒としては助かるものになっています。
これらと合わせて、記事前半で紹介した情報面での対策もできるため、便利なサービスがそろっているというわけです。
②料金も安い
教材名 | 中1 | 中2 | 中3 |
---|---|---|---|
進研ゼミ (紙テキスト) |
6,400円 | 6,570円 | 7,090円 |
進研ゼミ (タブレット) |
6,990円 | 7,140円 | 7,190円 |
Z会(タブレット) | 9,560円 | 8,965円 | 11,430円 |
スマイルゼミ | 7,480円 | 8,580円 | 9,680円 |
スタディサプリ | 2,178円 | 2,178円 | 2,178円 |
月額/12ヶ月払い・税込み・英数国理社(教材によっては9科)・2024年度のものです。キャンペーン等もあるため公式サイトでもう一度確認してください。
塾に比べるととても安いです。
通人教育同士で比べても安い方になりますが、サービスの充実度も考えると安いと言っていいでしょう!
さらに季節ごとにキャンペーンもあるため、公式サイトをご確認ください。
③選んで失敗がほぼない
志望校が違えば、勉強の目的ややりたい対策も違ってくると思います。
その部分で進研ゼミは、難易度は基礎からのスタンダード・難関校を目指すハイレベルの勉強レベルを選択できます。
また情報面も備わっているため、受験で必要なことはそろっていて、進研ゼミであればたいていの目標はカバーできると言えます。
ですが、偏差値が高い特定の私立高校が志望校である場合などは、特別な対策、できればその高校のことを知っている塾での対策なども考えるべきでしょう。
デメリットとしては
進研ゼミ自体は教材なので、そのものにデメリットはありません。
ですが続けられなければ効果も出ないため、他の方法を考なければいけなくなりますよね。
たしかにそれも回避したいのですが、時間に余裕があれば一度試してみることをおすすめします。
無料体験教材などもあるので、一度チェックしてみてください。
また、通信教育をやってみた後で、塾に通いを決める方も結構いますよ
ちなみに進研ゼミの退会は最短で2ヶ月間受講した後となります。
他の通信教育とは違うのか
他の通信教育にも有名なものは多く、状況によってはそちらの方がよりいい場合もあるため簡単に紹介します。
- Z会
- スマイルゼミ
- スタディサプリ(高校生メイン)
Z会
特徴:ややハイレベル寄りの教材
おすすめの人:上位校への進学を目指す
進研ゼミでできる効率的な対策は、ある意味偏ったものになります。それに対してZ会は全体をカバーして対応力をつけるようなものです。そのためやや難しいですが、上位校への進学を目指す場合にはよりいいでしょう。
>> Z会 公式サイトはこちら
スマイルゼミ
特徴:すべてタブレット内で完結
おすすめの人:シンプルに勉強をしたい
進研ゼミのタブレットコースには紙の冊子も付属します。それに対してスマイルゼミはすべてをタブレット内でできるようになっており、タブレットさえあればすぐできるのが特徴です。管理の手間やよく使う場面・状況などを考えた場合、スマイルゼミの方がフィットするという場合もあるはずです。
スタディサプリ
特徴:映像授業(講義)がメイン・安い
おすすめの人:講義を受けて勉強をしたい
進研ゼミなどの通信教育では、勉強の管理までしてくれることが一般的です。それに対してスタディサプリでは管理はオプションサービスで、メインは質の高い映像授業です。講義を受けてじっくり考えて勉強したいという要望に応えてくれるものです。
>> スタディサプリ 公式サイトはこちら
>> スタディサプリのいいところは何?「自分でやるほうが早い」な教材です
有名な通信教育では人気講師による映像授業が当たり前になっているため、授業そのものの質はどれもすばらしいです。
ですので、状況や希望に合わせて選んでいただきたいのですが、高校受験塾の塾長としては、高校受験に特化した勉強ができる進研ゼミがおすすめというわけです。
>> 有名な通信教育を3分で比較!選ぶときの基礎知識に
>> 有名な通信教育を少し詳しく紹介!効率よく成績が上がるのは?