「省エネ」「エコ」「環境にやさいい」など環境問題への取り組みがいろいろなところで言われるようになって久しいですね。
ただ、複雑な事情が絡み合っていて簡単には解決しない問題であることも確かです。
でもこのままではいけない、少しずつの小さな取り組みが環境問題を解決するためには大切なんだ!
ということで、中学校の家庭科では「環境アクションプラン」と呼ばれるものを学習します。
今回は、環境問題を解決に導くことができる「環境アクション」には具体的にどんな物があるのかを紹介していきます。
contents
環境アクションプランとは
環境アクションプラン
持続可能な社会を目指した、環境問題の解決に向けた行動と計画
●持続可能な社会
現代や次の世代の人々が、極端に苦しい思いをせずに暮らしていける社会
現在は環境問題が大問題とされています。
具体的には
- 地球温暖化
- エネルギーの枯渇(使い切ってしまう)
- ごみ問題
- 多くの生物の絶滅の危機
などが特に大きく言われています。
放置したままでは、次の世代の人々(子や孫)が生きていくことさえ大変な社会になってしまうかもしれません。
これらの問題を解決するための行動と計画が「環境アクションプラン」というわけです。
Mr.シロ
中学生の家庭科に限らず、環境アクションは多くの企業でも行動されています。力を合わせて地球環境を守りましょう!
環境問題を少しだけ詳しく
目的が分からないと行動できません。
環境アクションプランを立てる前に環境問題について少しだけ理解を深めておきましょう。
Mr.シロ
環境問題は大き過ぎますが、何もしないことと比べれば少しの行動にも意味があると考えられますよね。
中学生でもできる環境アクションプランの例
持続可能な社会を危険にしている環境問題を解決するために、まずわたしたちができることを、食生活、衣生活、住生活、その他、の点から具体的に見ていきます。
食生活でできる環境アクション
食べ物をゴミにしないために
- 食べられる量だけ作る
- 買い物前に冷蔵庫の中身をチェックする
- 買い物のときに消費期限が遅いものを無理に選ばない(賞味期限が近いものから食べていくことでゴミになる確率が下がります)
節約・省エネのために
- 炊飯器・電気ポッドの保温を控える
- 冷蔵庫を開ける時間を短く・回数も減らす
- 冷蔵庫の詰めすぎに注意する(よく冷えない)
- 冷凍庫は詰めたほうがいい
- 温かいものは冷めてから冷蔵庫に入れる
- 自分の地域で作られたものを選ぶ(輸送の省エネ)
- 旬のものを選ぶ(ムダなエネルギーなく作れる)
ゴミを出さないために
- 「マイ箸」「マイ水筒」などを使う
- 個別にされていたり包装が簡単なものを選んで買う
その他
- 環境問題に熱心に取り組んでいるメーカーのものを選んで買う
衣生活でできる環境アクション
節約・省エネのために
- お風呂の残り湯を洗濯に使う
- 洗濯するときはまとめてやる
- 洗剤を使いすぎない(ほとんど変化なし)
- 洗濯機の脱水をしすぎない(逆にシワが強く)
- 乾燥機を使わずに干す
- 夏はインナーを着てアウターの洗濯回数を減らす
- エアコンやクーラーに頼らずに済む服装をする
ゴミを出さないために
- 着れなくなった服をリフォーム
その他
- 環境を汚染しない洗剤を選ぶ
住生活でできる環境アクション
節約・省エネのために
- 冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低くする
- 空調を使うときは家族と同じ部屋で過ごす
- 使っていない電化製品の電源をオフにする
- 電化製品を買うときは省エネのものに変える
- 人のいない部屋の照明はこまめに消す
- シャワーの時間を少しだけ短くする
- 夏はなるべく涼しい部屋に移る
- 夏はグリーンカーテン・よしずを使う
- 早寝早起きをして、夜の電気使用量を減らす
- テレビは見たい番組があるときだけつける
その他
- 分別をしてゴミを出す
その他でできる環境アクション
節約・省エネ・二酸化炭素の排出を抑えるために
- 車での移動を控え、バスや電車を使う/li>
- 車である程度の時間停車するときはエンジンを切る
ゴミを出さないために
- リサイクル製品を選んで買う
- つめかえの製品を使うようにする
- 修理できるものは修理して使う
- リサイクルショップを利用する
- 何かを買うとき本当に必要なものかを考える
- 環境問題に熱心に取り組んでいるメーカーのものを選んで買う
- 共同利用やレンタルを考える
その他
- 開発計画に対して、市民の立場からコメントを出す
Mr.シロ
地域により違いはあるかもしれませんが、電車が走っている地域での通勤に自動車を使うのは控えたほうがいいですよね。学校の先生も伝える立場だし、今は電車通勤なのかな?